Django Girls チュートリアル(1)  概要~Djangoインストール

アイキャッチ

Django Girls チュートリアル

Django Girlsのワークショップで行われる内容を、ワークショップに参加しなくても勉強できるようにチュートリアルを用意してくれています。

チュートリアルのWebページはすべて日本語です。無駄に丁寧な日本語がなんとも言えず癖になりつつあります。

環境構築やコマンド実行に関しては、OSごと(Windows, OS X, Linux, Debian or Unbuntu, Fedora, openSUSE )に説明がある親切さです。

動画やチャットでのサポート

一人でも進めやすいように動画の準備を進めているとのことです(英語かな?)。動画はまだ準備中ですが、「YouTubeチャンネル Coding is for girls ですぐに多くのことがカバーできるでしょう」とのことです。ま、英語の動画なんですけどね。

質問できる人が周りにいないときのために、チェットを用意してくれています。
ワークショップに参加したことがある方やコーチの方が助けてくれるそうです。たぶん英語ですけど!笑

https://store.djangogirls.org/ でグッズも販売しているので、興味がある方や支援したい方は見てみてください。

チュートリアルのゴール

Djangoで小さなウェブアプリを動かせるようになります。」がこのチュートリアルのゴールです。

このチュートリアルを終わらせれば、実際に動作する、自分の小さなウェブアプリを1つ動かせるようになります。私たちは、アプリをインターネット上で動かす方法を教えます。インターネット上で動くようになれば、あなたが作ったアプリを世界中の誰でも見られるようになります!

PC環境について

チュートリアルは上記のようにいろいろなOSをサポートしています。今回はVirtualBox上のUbuntu 18.04でチュートリアルを進めていきます。
確認してないですが、Windowsでも問題なく進められると思います。

インストール

では、インストールのページから始めていきます。以降のチャプターでも随時インストールの説明がありますが、このページにはインストール関係の内容が集約されています。各チャプターでインストールをしてもいいですが、今回はここでやってしまいます。

以下のインストールのうちPythonとコードエディタに関しては省略して、仮想環境のセットアップから順に始めていきます。

  • Pythonのインストール
  • コードエディタのインストール
  • 仮想環境(virtualenv)のセットアップとDjangoのインストール

仮想環境

仮想環境(virtual environment, virtualenv)を作成して、Python/Djangoのセットアップを他のプロジェクトから隔離します。仮想環境で作業することで、環境に変更等を加えてもほかのWebサイト開発に影響を与えずに作業できます。

ディレクトリの作成

ホームディレクトリに djangogirls ディレクトリを作成します。作成後、カレントディレクトリを djangogirls ディレクトリ変更します。

$ mkdir djangogirls
$ cd djangogirls

仮想環境の作成

myvenv(または任意の名前でもOK)という仮想環境を作成します。

$ python3 -m venv myvenv

仮想環境の起動

先程のコマンドで仮想環境を含むディレクトリが生成されたので、次に仮想環境を起動します。

$ source myvenv/bin/activate

任意の名前で環境を作成した場合はmyvenvのところを忘れず置き換えましょう。

virtualenvが起動するとプロンプトの行頭に(myvenv)と表示されて、仮想環境の中で作業していることがわかります。

仮想環境起動

画像は djangogirls_blog というディレクトリでチュートリアルを進めているので、カレントディレクトリが djangogirls_blog となっています。

仮想環境の中で作業しているときはPythonは自動的に正しいバージョンが参照されるので、python3コマンドの代わりにpythonコマンドを使うことができます。

Django のインストール

まず、Djangoをインストールするために最新バージョンのpipをインストールします。

(myvenv) ~$ python3 -m pip install --upgrade pip

Requirementsファイルは pip install でインストールするためのパッケージリストが記載されているファイルです。

djangogirlsフォルダの中に requirements.txt ファイルを作ります。お好みのテキストエディタでどうぞ。テキストファイルの内容は次のようにします。

Django~=2.0.6

次にpipでDjangoをインストールします。

(myvenv) ~$ pip install -r requirements.txt
pipでDjangoインストール

Successfully installed Django-2.0.13 と表示されていて、正常にインストールが完了しています。

ここまでのまとめ

以上で、Pythonの仮想環境を作成してDjangoをインストールができました。(Pythonとエディタのインストールは省略しましたが。)

チュートリアルではこの後は、Chromebookのセットアップ・インターネットの仕組みなどから、Python入門・Djangoのインストールなどがありますが、そのあたりはスキップしてDjangoのプロジェクト作成をやっていく予定です。

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