MAX10 FPGAでCPU(Nios II)のチュートリアル

アイキャッチ

ワークスペース

ワークスペースを指定します。

ワークスペース設定

プロジェクトを作成

SDKが起動したらプロジェクトを新規作成します。メニューから File → New → Nios II Application and BSP from Templete をクリック。

SDKプロジェクト作成

①SOPC Infoファイルの場所を指定、②プロジェクト名を入力、③プロジェクトテンプレートを選択します。その後、Nextをクリック。

プロジェクト設定1

SOPC Infoファイルは、Platform Designerで作ったハードウェアの情報をSDKに伝えるためのファイルです。

  • SOPC Infoファイルは、私の環境ではQuartus Primeプロジェクトのルートフォルダにありました。
  • プロジェクト名は「hello_s」にしました。
  • プロジェクトテンプレートはここでは、Hello World Small。

次の画面でBSPプロジェクトを指定します。BSP = Board Support Packageで、ドライバなどが含まれます。設定はデフォルトのままにしました。確認後、Finishをクリックしましょう。

プロジェクト設定2

ビルド

SDKの画面に戻ると、左のProject Explorerにhello_sとhello_s_bpsのフォルダができています。

hello_sフォルダを右クリック、表示されたメニューからBuild Projectをクリックしてビルドします。

ビルドメニュー

デバッグ実行

先程と同じく右クリックメニューから、Debug As → Debug Configurationをクリック。

デバッグ設定メニュー

C/C++ Applicationをダブルクリックすると、自動でhello_s Nios IIが追加されます。

デバッグ設定1

エラー「Error with command: gdb –version」

ここでDebugをクリックして実行しようとするとエラーになりました。対策を探りました。

エラーウィンドウ

Hardware Configuration

Debug Configurationウィンドウで追加の設定をしました。

Nios Hardwareをダブルクリックして、新しいハードウェアコンフィギュレーションを追加。

①Projectタブで、Project nameにhello_sを選択。

デバッグ設定2

②Target Connectionタブで、「Ignore mismatched system ID」と「Ignore mismatched system timestamp」の両方にチェックを入れる。

デバッグ設定3

↑この画像キャプチャした時は基板を接続していなかったからNo Targetになっています^^;

これでDebugボタンをクリックすると実行できます。(私の環境では。)

デバッグ実行 (再)

上記の手順でDebugボタンをクリックすると、プログラムが動き始めます。

途中でデバッグ・パースペクティブに切り替えるか聞かれるので、Yesをクリック。

パースペクティブ変更確認

プログラムの開始部分にブレークポイントがあるので一度ストップします。ResumeアイコンをクリックするかF8キーを押すと先に進みます。

デバッグレジューム

実行後、Nios Consoleに「Hello from NIOS II!」が表示されます!!

コンソール出力

参考YouTube動画

今回もIntel公式YouTube動画を参考にしました。

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